ぽたあんどろどろ

みおちゃんのあることないこと文字に起こすブログ

アローンアゲイン

 

こころを開いて閉じて

人は急にいなくなった

近づいて遠ざける癖は弱さ

孤独は抱きしめるとばれてしまう

 

冷たい夜も忘れるほど

からっぽの身体に音だけが心地よく響く

随分と久しぶりに会うわたしはわたし

ずっとここにいたことを知る

 

やさしいことばをくれる人たちは

気づいていたのだろうか

理由を考えてもみたけれど

今はこの愛おしい痛みを存分に味わおうと思う

 

 

 

 

息切れ

 

いつだって押しつぶされそう

ここがあってよかったと心底おもう

うそもほんとほんともうそ

それはいつだってそう

隠しきれないかなしみに

蓋をしなくてもいいんだよって

いつだって言ってほしかった

かなしいことなんてない

さみしいことなんてない

何もなくてただ心が動かない

ことが多くなった

それは前より少しだけ生きやすくて

それがとても空虚でかなしい

 

 

 

 

 

夏休みごっこ

 

ふとしたにおい

きれぎれに浮かんで消える映像

ただ身をまかせて

いつだってこれがほしかったような

ここから逃げ出したかったような

まだなくならないもの

まだなくしてないもの

全部抱えて

年をとるわたしは

少しずつわたしを許せる気がしてる

 

また夏がくる

まだ息をして

相も変わらず

へらへらして

何も変わらず

誰かがさって

誰かに会う

みたことないもの

まだみたいって

 

溢れたアイスと汗をすくって

あと少しだけ